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古都奈良の文化財
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古都奈良の文化財
日本国内、奈良
文化遺産 1998年登録
文化遺産 1998年登録
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この世界遺産のポイント
・8世紀に都の中心となった平城京
・奈良の深い歴史を語る8件の構成遺産
・天皇家や藤原氏との結びつき
古都奈良の文化財は、奈良県にある8件の建築物と原始林の総称であり、8資産全体で奈良時代の歴史と文化を物語っています。6件の資産(東大寺、春日大社、興福寺、元興寺、薬師寺、唐招提寺)は国宝建造物を持つほか敷地が史跡にされており、2件(春日山原始林、平城宮跡)は特別史跡・特別天然記念物に指定されています。
奈良の平城京が日本の都だったころ、唐(中国)や、朝鮮半島との交流によって建築技術が伝えられ、「天平文化」と呼ばれる唐文化と貴族階級の影響を受けた文化が日本国内で発展しました。平城京もまた、唐の長安をモデルに造営されています。729年に即位した聖武天皇は天平文化の中心人物であり、東大寺の廬舎那仏を築きました。
奈良は万葉集に「あをによし 奈良の都は 咲く花の 薫ふがごとく 今盛りなり」と詠まれ、奈良の都は今は、咲く花の匂うように真っ盛りであるという意味で、奈良に都があった時期はとても活気がありました。2019年に奈良市を訪れた観光客は、1,741.1万人で、資産のほとんどは天皇家や藤原氏と密接に結びついており、8つの資産全体で奈良時代の歴史と文化を今に語り継いでいます。
【構成遺産】
・東大寺:奈良の大仏として有名な廬舎那仏が大仏殿に収められていることで知られています。聖武天皇が発した詔により本尊の廬舎那仏(大仏)は建立され、高さは約14.7mあり、基壇の周囲は70m。大仏殿の高さは約49.1m、正面の幅は57.5m、奥行きは50.5mで世界最大級の木造建築となっています。正式名称は金光明四天王護国之寺で、794年に完成しました。2度焼失するも再建されました。
お水取りという儀式が行われることで有名な「二月堂」「南大門」「法華堂(三月堂)」「戒壇院」「転害門」「俊乗堂」「開山堂」「勧進所」もあります。
・春日大社:約1300年前、称徳天皇の勅命により御本殿が造営されました。当時から天皇や藤原氏などの多くの貴族が参拝し、朱塗りの社殿がとても有名です。春日祭や春日若宮おん祭などの祭りが年間2200回以上斎行されています。約3000基の燈籠があり、国宝殿で約3000点の奉納物が所蔵されています。約300種の萬葉植物を植栽し、9,000坪ある日本で最も古い萬葉植物園があります。
・興福寺:法相宗の大本山です。前身である山階寺は、藤原鎌足が病気になった時に、夫人の鏡女王が病気の回復を祈願して造営されたと言われています。その後、移転され、厩坂寺と名付けられた後、平城遷都の際、興福寺と名付けられました。平安時代には大和の国を守護の代わりとして興福寺が所有しました。五重塔が有名です。
・元興寺:蘇我馬子が建立した日本最古の仏教寺院で、法興寺(飛鳥寺)が平城遷都に伴って移転新築されました。東搭のみが創建時の建築で重要文化財に登録され、国宝極楽堂(極楽坊本堂)と国宝禅室(極楽坊禅室)が世界遺産に登録されています。戦後の文化財保護法や、人々の地道な調査により真正性が立証されました。
・薬師寺:680年、天武天皇が皇后(後の持統天皇)の病気平癒を祈願して建立しました。しかし、天武天皇は薬師寺の完成をみることはなく、崩御され、持統天皇が即位し、新都、藤原京に薬師寺が建立されてました。710年、藤原京から平城京への件とにともない、薬師寺も現在の地に移されました。園と伯父は、天下の四大寺の一つとされ、「龍宮造り」と呼ばれていました。その後、火災や地震の影響を受け、国宝の東塔のみが、創建当時から現存しています。
・唐招提寺:唐(今の中国)から仏教を正しく伝えるために来日した鑑真が創建しました。鑑真は東大寺で5年過ごした後、現在の奈良の五条町に759年、修行の道場を開きました。その後、弟子たちの尽力により金堂が創建されました。金堂、講堂など多くの国宝、重要文化財があり、現在にも天平文化の伽藍、名宝を伝えています。
・春日山原始林:春日山は平安時代に仁明天皇の勅令により、狩猟や伐採が禁止され、神の山として千年前から今現在まで原生林が保たれています。1955年国の特別天然記念物に指定された後、春日原始林が春日大社と一体とされ、世界遺産に登録されました。原始林が登録されたのは初めてのことです。奈良の中心部から東に位置し、標高は498メートル、約25ヘクタールあり、モリアオガエル、ヒメハルゼミ、カスミサンショウウオなどの珍しい動物も生息しています。
・平城宮跡:平城京は当時文化の進んでいた唐の長安をモデルとして、およそ1300年前に造られた当時の日本の都で、平城宮跡は国や人々の生活全般を今に伝える地下遺構遺跡です。古代宮都の考古学的遺跡として貴重な事例であるという理由で考古遺跡としては日本で初めて登録されました。
奈良の平城京が日本の都だったころ、唐(中国)や、朝鮮半島との交流によって建築技術が伝えられ、「天平文化」と呼ばれる唐文化と貴族階級の影響を受けた文化が日本国内で発展しました。平城京もまた、唐の長安をモデルに造営されています。729年に即位した聖武天皇は天平文化の中心人物であり、東大寺の廬舎那仏を築きました。
奈良は万葉集に「あをによし 奈良の都は 咲く花の 薫ふがごとく 今盛りなり」と詠まれ、奈良の都は今は、咲く花の匂うように真っ盛りであるという意味で、奈良に都があった時期はとても活気がありました。2019年に奈良市を訪れた観光客は、1,741.1万人で、資産のほとんどは天皇家や藤原氏と密接に結びついており、8つの資産全体で奈良時代の歴史と文化を今に語り継いでいます。
【構成遺産】
・東大寺:奈良の大仏として有名な廬舎那仏が大仏殿に収められていることで知られています。聖武天皇が発した詔により本尊の廬舎那仏(大仏)は建立され、高さは約14.7mあり、基壇の周囲は70m。大仏殿の高さは約49.1m、正面の幅は57.5m、奥行きは50.5mで世界最大級の木造建築となっています。正式名称は金光明四天王護国之寺で、794年に完成しました。2度焼失するも再建されました。
お水取りという儀式が行われることで有名な「二月堂」「南大門」「法華堂(三月堂)」「戒壇院」「転害門」「俊乗堂」「開山堂」「勧進所」もあります。
・春日大社:約1300年前、称徳天皇の勅命により御本殿が造営されました。当時から天皇や藤原氏などの多くの貴族が参拝し、朱塗りの社殿がとても有名です。春日祭や春日若宮おん祭などの祭りが年間2200回以上斎行されています。約3000基の燈籠があり、国宝殿で約3000点の奉納物が所蔵されています。約300種の萬葉植物を植栽し、9,000坪ある日本で最も古い萬葉植物園があります。
・興福寺:法相宗の大本山です。前身である山階寺は、藤原鎌足が病気になった時に、夫人の鏡女王が病気の回復を祈願して造営されたと言われています。その後、移転され、厩坂寺と名付けられた後、平城遷都の際、興福寺と名付けられました。平安時代には大和の国を守護の代わりとして興福寺が所有しました。五重塔が有名です。
・元興寺:蘇我馬子が建立した日本最古の仏教寺院で、法興寺(飛鳥寺)が平城遷都に伴って移転新築されました。東搭のみが創建時の建築で重要文化財に登録され、国宝極楽堂(極楽坊本堂)と国宝禅室(極楽坊禅室)が世界遺産に登録されています。戦後の文化財保護法や、人々の地道な調査により真正性が立証されました。
・薬師寺:680年、天武天皇が皇后(後の持統天皇)の病気平癒を祈願して建立しました。しかし、天武天皇は薬師寺の完成をみることはなく、崩御され、持統天皇が即位し、新都、藤原京に薬師寺が建立されてました。710年、藤原京から平城京への件とにともない、薬師寺も現在の地に移されました。園と伯父は、天下の四大寺の一つとされ、「龍宮造り」と呼ばれていました。その後、火災や地震の影響を受け、国宝の東塔のみが、創建当時から現存しています。
・唐招提寺:唐(今の中国)から仏教を正しく伝えるために来日した鑑真が創建しました。鑑真は東大寺で5年過ごした後、現在の奈良の五条町に759年、修行の道場を開きました。その後、弟子たちの尽力により金堂が創建されました。金堂、講堂など多くの国宝、重要文化財があり、現在にも天平文化の伽藍、名宝を伝えています。
・春日山原始林:春日山は平安時代に仁明天皇の勅令により、狩猟や伐採が禁止され、神の山として千年前から今現在まで原生林が保たれています。1955年国の特別天然記念物に指定された後、春日原始林が春日大社と一体とされ、世界遺産に登録されました。原始林が登録されたのは初めてのことです。奈良の中心部から東に位置し、標高は498メートル、約25ヘクタールあり、モリアオガエル、ヒメハルゼミ、カスミサンショウウオなどの珍しい動物も生息しています。
・平城宮跡:平城京は当時文化の進んでいた唐の長安をモデルとして、およそ1300年前に造られた当時の日本の都で、平城宮跡は国や人々の生活全般を今に伝える地下遺構遺跡です。古代宮都の考古学的遺跡として貴重な事例であるという理由で考古遺跡としては日本で初めて登録されました。
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歴史・成り立ち
741年
国分寺・国分尼寺建立の詔を発令。
743年
大仏建立の詔勅。
749年
大仏殿完成。
752年
開眼供養の法会施行。
1180年
平重衡によって焼き討ちにされ大仏殿焼失。
1185年
復興事業後大仏開眼供養が行われる。
1567年
大仏殿を含む主要な堂塔が焼失。
1709年
人々の援助により大仏殿が完成。
1998年
世界遺産に登録。
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アクセス
【首都圏から】
・鉄道利用野場合
JR東京駅→JR京都駅→JR奈良駅(約3時間~3時間20分)
JR東京駅→JR京都駅→近鉄奈良駅(約2時間50分~3時間10分)
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動画
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合格Tips! 世界遺産検定
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ご存じでしたか?
・大みそかから元旦は、入場料を払わなくても東大寺の外から大仏様のお顔を拝むことができます。
・2021年3月25日、奈良県と奈良市、近畿日本鉄道、国土交通省の3社で合意し、平常旧跡を横切って走っている近鉄奈良線は、高架、または地下化工事が進められます。2041年度に着工し、2060年完成予定。総事業費はおよそ2,000億円です!
・奈良の鹿が神の使いと信じられているのはなぜでしょうか。→☆春日大社に祭られている神、武甕槌命は常陸国の鹿島神宮から白い神鹿に乗ってやってきたという伝説があるためです。
今も奈良公園にいる鹿は神の使いとされ、天然記念物として保護されています。
・2021年3月25日、奈良県と奈良市、近畿日本鉄道、国土交通省の3社で合意し、平常旧跡を横切って走っている近鉄奈良線は、高架、または地下化工事が進められます。2041年度に着工し、2060年完成予定。総事業費はおよそ2,000億円です!
・奈良の鹿が神の使いと信じられているのはなぜでしょうか。→☆春日大社に祭られている神、武甕槌命は常陸国の鹿島神宮から白い神鹿に乗ってやってきたという伝説があるためです。
今も奈良公園にいる鹿は神の使いとされ、天然記念物として保護されています。
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映画・テレビ撮影の舞台に
奈良をロケ地にした映画はたくさんありますが、最近だと奈良市出身の河瀨直美監督の映画が話題です!
・映画「萌の朱雀」(1997年):カンヌ映画祭新人賞を最年少で受賞した作品。
・映画「殯の森」(2007年):審査員特別大賞「グランプリ」を受賞した作品。
・映画「Vision」(2018年):最新作。
・映画「萌の朱雀」(1997年):カンヌ映画祭新人賞を最年少で受賞した作品。
・映画「殯の森」(2007年):審査員特別大賞「グランプリ」を受賞した作品。
・映画「Vision」(2018年):最新作。
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ここでしか見られない
動植物・固有種
【動物】
ツキノワグマ、イヌワシ、ナゴヤダルマガエル、ヤマトイワナ、ニッポンバラタナゴ、ニホンイシガメ、コマドリ、メダカなど。
ツキノワグマ、イヌワシ、ナゴヤダルマガエル、ヤマトイワナ、ニッポンバラタナゴ、ニホンイシガメ、コマドリ、メダカなど。
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絶対食べたい!ローカルグルメ
・柿の葉寿司
・飛鳥鍋
・釜めし
・天理ラーメン
・三輪そうめん
・茶粥
・大和野菜
・吉野葛
・奈良漬
・飛鳥鍋
・釜めし
・天理ラーメン
・三輪そうめん
・茶粥
・大和野菜
・吉野葛
・奈良漬
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