ホットホリデー 世界遺産 マーシャル諸島 ビキニ環礁核実験場 マーシャル諸島 文化遺産 2010年登録 menu1 1 この世界遺産のポイント ・第二次世界大戦後、初めて核爆弾の実験が行われた場所 ・原子・水素爆弾の投下「クロスロード作戦」「キャッスル作戦」 ・漁船「第五福竜丸」被ばくの悲劇 ビキニ環礁核実験場は、アメリカ合衆国により第2次世界大戦後に初めての核実験が行われた場所です。周辺住民は無人島のロンゲリック環礁、キリ島へ強制移住となり、1946年以降の12年間で、水素爆弾、原子爆弾を含む合計23回の核実験が行われました。(マーシャル諸島全体では合計67回) 1946年には原子爆弾を使用した「クロスロード作戦」が行われ、軍艦に対する破壊力が試されました。2回の核爆弾を使った実験により、複数の艦艇が海に沈み、実戦で使用するための破壊力の証明となりました。この際の核爆弾は、ニューメキシコ、広島、長崎の規模に続く4番目、5番目の核爆発となりました。 1954年には水素爆弾を使用した「キャッスル作戦(ブラボー作戦)」が行われます。広島の原爆の約1,000倍の威力の水素爆弾が投下され、海底に直径約2km、深さ73メートルのクレーターができました。この際、日本の漁船「第五福竜丸」をはじめとする1,000隻以上の漁船と、240km離れた島の住民がが被ばくし、被爆した人が死亡したり健康的な被害を受けるなど、人々の生活に甚大な影響を与えました。 1974年には住民の帰島が許可されましたが、放射能による健康被害が起こり、数々の訴訟が起こっています。1994年の国際的な放射能調査により、放射能の汚染の最新状況が確認され、帰島ができるのは早くても2052年以降といわれています。ビキニ環礁核実験場は、核兵器の破壊力と、核が人々の生活や自然環境に与える影響を示した負の遺産です。 menu2 2 歴史・成り立ち 1946年~1958年 ビキニ環礁で合計23回の核実験が行われる。 ・クロスロード作戦(1946) ・初の水素爆弾実験(1952) ・キャッスル作戦(1954) 2010年 世界遺産に登録。 menu3 3 アクセス ビキニ環礁付近は放射能の影響立ち入り禁止となっています。 menu4 4 ご存じでしたか? ・ビキニ環礁は、水着のビキニの由来となっています。ビキニは1946年の核実験後に販売されたもので、小ささと破壊力を核実験に例えて命名されたといいます。 ・世界的に有名となった怪獣、ゴジラは、水爆実験の放射能の影響で突然変異が起きて生まれた怪獣です。1954年の公開当時、核実験が社会的問題となっていたことが背景になっています。 1. この世界遺産のポイント 2. 歴史・成り立ち 3. アクセス 4. ご存じでしたか? 営業時間&サポートについて 新型コロナウイルス感染症以降、営業時間を短縮し、電話での予約・お問い合わせの受付けを停止いたします。ご迷惑をおかけいたしますが、ご質問などはお問い合わせフォームより送信ください。 営業時間 平日(月~金曜日) 9:00~12:00 お問い合わせフォーム
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