ワッデン海

ワッデン海はオランダ、ドイツ、デンマークにまたがる世界遺産であり、北海沿岸沿い500キロメートルにわたる世界最大級の湿地です。ワッデン海の特徴は潮の満ち引きの速度が速いことであり、約6時間毎に満潮と干潮を繰り返すことから、豊な動物相、植物相を生み出しています。湿地には年間1,200万羽の渡り鳥が訪れ、世界で最も重要な渡り鳥の生息地のひとつであり、ラムサール条約にも登録されています。近年、環境汚染と狩猟によって生態系が崩れてきており、動植物の安全が危惧されています。