ランス・オ・メドー国定史跡

ランス・オ・メドー国定史跡は、ニューファンドランド島の先端に残された、11世紀頃のヴァイキングの集落跡です。ヴァイキングは北欧を中心に活動していたノルマン人部族であり、フランス・イギリスなどの侵略によりヨーロッパの歴史に深い影響を与えました。ランス・オ・メドー国定史跡は、コロンブスの北アメリカ大陸発見よりも前に、北アメリカにヨーロッパ人が渡来した重要な証拠となっています。アイスランドや北欧に残るヴァイキングの遺跡とも類似点が見られ、敷地内では3件の住居、鍛冶場、作業所の跡が発見されています。アイスランドの伝記「サガ」によると997年にヴァイキングの一員レイフ・エリクソンが公開に出て「ヴィンランド」と呼ばれる土地を発見し、入植計画が立てられたとされていますが、その記述を裏付ける可能性があるとされています。