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パリ発/ロンドン発 準備中

  • ROME [世界遺産]サンタンジェロ城 [世界遺産]ナヴォーナ広場 [世界遺産]パンテオン [世界遺産]フォロ・ロマーノ [世界遺産]コロッセオ [世界遺産]バチカン市国
  • 過去と現在が混在する 遺跡の街ローマを彷徨う

    2500年以上前から都市国家として成立していたローマ。現在ローマ市内に残る遺跡や建築物も2000年近く前のものであったり、新しい工事を始めると地下から新たに遺跡が見つかったり、遺跡の上に中世の建築物が立っていたり、ローマではいろいろな時代のものが混ざり合って街ができています。そんな中、古代ローマにテーマを絞って観光してみるのはいかがでしょう。

  • コロッセオ

    A:コロッセオ外観
    B:コロッセオ内部、剣闘士試合などが行われた競技場
    C:上空から見たコロッセオ
    D:むきだしの競技場の地下

  • コロッセオ

    周囲527メートル、高さ48.5メートル、5万人を収容することができたとされるコロッセオは、古代ローマの帝政期(1世紀)に造られた大規模な円形競技場です。ローマ皇帝主催の剣闘士試合や水を張っての模擬海戦、ライオンなどの猛獣と囚人を戦わせる見世物などが行われました。ローマ帝国終焉後は、使用されている大理石などの建材がバチカンのサン・ピエトロ大聖堂など、他の建築物に流用され続けたため、外周は半分ほどしか残っていません。

    現在は失われてしまってますが、当時は日除け用の布が天井に張られて直射日光を防いだり、床が張られた地下からは人力のエレベーターで剣闘士や猛獣が入場できる設備などが完備されていました。また観客席は身分によって分けられ、一階席は元老院議員、二階席は騎士階級、その上が市民階級、競技場から一番遠い最上階席は市民権を持たない人々で埋め尽くされたと言われています。さらに競技場の地下は高さ6メートルにもなる広い空間を持ち、舞台にあがる剣闘士の控え室や檻に入れられた猛獣の飼育室として使用されていたようです。長い間公開されていなかったこの地下部分と最上階席が、2010年8月より入場観光が可能になり、古代ローマの象徴であるコロッセオを丸ごと見学することができます。

    • フォロ・ロマーノ
      A:パラティーノの丘から見たフォロ・ロマーノ
      B:サトゥルヌス神殿とフォカスの記念柱
      C:アントニヌス・ピウスとファウスティナ神殿
    • フォロ・ロマーノ
      パラティーノの丘とカンピドリオの丘に挟まれた、古代ローマの中心地フォロ・ロマーノ。紀元前1世紀ユリウス・カエサルの時代に今の形の基礎ができたと言われ、元老院議事堂やさまざまな神殿、裁判所、公文書館、競技場、ローマ浴場などの施設が並び、また戦勝を祝う凱旋門が残っています。
      パラティーノの丘にのぼると、フォロ・ロマーノ内はもちろん、ローマ市内が一望できます。
    • パンテオン
      A:ロトンダ広場のオベリスクとパンテオン
      B:ドーム頂上部のオクルス(円形窓)
      C:内部正面の主祭壇
    • パンテオン
      初代皇帝アウグストゥスの右腕と言われたアグリッパが建立した万神殿(パンテオン)が火事で焼失した後、ハドリアヌス帝が2世紀に再建したものです。半球形のドーム型構造は地震にも強く、古代ローマの建造物で完全な形で残っているのはこのパンテオンだけになります。
      映画「天使と悪魔」にも登場し、ラファエロの墓があることでも有名です。
    • ナヴォーナ広場
      A:オベリスクと四大河の噴水
      B:楕円形のナヴォーナ広場
      C:ジャコモ・デラ・ポルタのネプチューンの噴水
    • ナヴォーナ広場
      1世紀にドミティアヌス帝が造らせた競技場が基礎となったナヴォーナ広場。縦に細長い楕円形の特徴的な形の広場で夜にはライトアップされます。また、中央に位置するオベリスクとバロック芸術の巨匠ベルニーニの最高傑作のひとつ「四大河の泉」が有名です。
      広場内にはオープンテラスのカフェやレストランが並び、観光客目当ての似顔絵書きや大道芸人で賑わっています。
      映画「天使と悪魔」に登場。
    • サンタンジェロ城
      A:サンタンジェロ橋からの城正面
      B:剣を鞘に納める大天使ミカエル像
      C:ティべレ川とサンタンジェロ城
    • サンタンジェロ城
      2世紀にハドリアヌス帝が霊廟として建設を開始し、その後、軍事施設や監獄として使用されましたが、14世紀に教皇領の城塞として強化されました。16世紀、神聖ローマ皇帝カール5世によるローマ略奪の際に、教皇ックレメンス7世がバチカンを離れて籠城した場所としても有名です。
      最上階まであがると、ローマ市内はもちろんのこと、すぐ近くのバチカン市国を一望できます。
  • バチカン市国

    A:サン・ピエトロ大聖堂とベルニーニ作の広場
    B:サン・ピエトロ大聖堂内のピエタ像(ミケランジェロ)
    C:システィーナ礼拝堂の祭壇壁画「「最後の審判」(ミケランジェロ)
    D:バチカン美術館内、 地図のギャラリー

  • バチカン市国

    ローマ市内にあるカトリックの総本山である、世界最小国家バチカンは国土全域が世界遺産です。中でもサン・ピエトロ大聖堂、広場、システィーナ礼拝堂、そしてバチカン美術館が観光スポットとなります。
    特にサン・ピエトロ大聖堂は古く、ローマ帝国のコンスタンティヌス帝によって4世紀に建てられた旧聖堂に始まり、120年の歳月とラファエロ、ミケランジェロなどの多くの芸術家の手を経て、17世紀に今の大聖堂となりました。大聖堂内にはミケランジェロ作のピエタ像をはじめ、さまざまな彫刻やモザイク画で装飾され、宗教施設としてだけでなく美術館としても他に匹敵するものとなっています。

    同じくミケランジェロによって描かれた大天井画「創世記」と祭壇壁画「最後の審判」のあるシスティーナ礼拝堂も人気が高く、一年を通して多くの観光客が訪れています。さらに、バチカンが所蔵するたくさんの美術品を公開するバチカン美術館では、ラファエロ作の「アテナイの学堂」や古代ギリシア彫像「ラオコーン像」をはじめ、タペストリーやモザイク画、彫刻、絵画などたくさんのコレクションを見学できます。たくさんのギャラリーに分かれた美術館の中でも、壁にイタリアや教皇領の地図がフレスコで描かれた、長さが120メートルにもなる地図のギャラリーは圧巻です。

ローマ近郊の見どころ

古代ローマの跡  ローマ近郊に残る、古代ローマの足跡。

  • アッピア街道
    アッピア街道
    紀元前4世紀に起源を持つこのアッピア街道をはじめ、ローマ帝国内に網の目のように造られたローマ街道。「すべての道はローマに通ず」の言葉通りです。帝国滅亡後も修復とメンテナンスが行われ、現在でもその一部は自動車道として使われています。
    街道沿いにはたくさんの地下墓地カタコンベがあり、一部見学が可能です。
  • オスティア・アンティカ
    オスティア・アンティカ
    ティベレ川を下った河口にある、古代ローマ時代の港町オスティア。ローマへの海の玄関口として栄え、川の砂で港が機能しなくなった後もトラヤヌス帝の頃に最盛期を迎えます。しかし、5世紀頃から衰退をはじめ、9世紀には廃墟となったようです。ローマの中心地から約30分程の距離にある、ポンペイに次ぐ古代ローマの遺跡として有名です。